大病院並みの検査機器、治療機器を導入。従来の機器では計測出来ない微細な変化や症状を確実に診断し、治療に生かします。
 

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猫のしつけ

飼主が守るべき3つのルール

① 飼主さん自身がペットとの生活を楽しんでいること
② ペットが幸せであること
③ ペットを飼うことで周囲に迷惑をかけていないこと
さらに周囲の人たちも幸せにすることができれば理想的なペットの飼い方。


これはペットの種類にかかわらず、すべてのペットに共通していえることだと思います。

実際は…
① →楽しみ・癒しではなく、悩みの種になっている
② →不適切な飼育環境のストレスが原因で問題行動を起こす
③ →近隣の人から苦情が出る
とルールが守れない状況になっているのが現状。

犬猫を飼うには経験も大切ですが、行動学に基づいた正しい知識が必要であるということを第一に覚えておいてください。

 

こころのワクチン

(こころとからだの両方が健全であって初めて幸せに暮らすことができます。  

問題行動が原因で、飼い主が不幸にならないために行う子猫の教育のこと)

人間のペットとして生活する猫は、本来の生活とは全く異なる人間社会の環境に適応して生きていかなければなりません。猫としてごく自然な行動も、人間社会では受け入れられないこともあります。

生涯飼い主さんとともに幸せに暮らすためには、子猫の間に、生涯暮らしていく環境に適応できるようにしたり、社会性を身につけさせる機会を与え、健康管理に必要なケアに慣らしておくことが大切です。

最初の「飼い主が守るべき3つのルール」を守るために、飼い主さんがしなければならないこともあります。
① 自分に合ったペットを選ぶこと
② ペットのニーズを満たしてあげること
③ ペットの習性に応じて人間と暮らしていく上で必要なしつけをすること
中でも最も大切だと感じるのは②のニーズを満たすという点です。

ほとんどの猫は、十分ニーズが満たされていれば問題行動を起こすこともなく幸せに暮らしてくれます。

そしてゴロゴロとのどを鳴らす姿や幸せそうな寝顔が私たち飼い主にこの上ない幸福感を与えてくれるのです。

 

室内飼育の勧め

・交通事故にあう 
・猫に多いさまざまなウイルス感染症 
・猫同士のけんかなど
そして外猫の寿命は、わずか4年程度と言われています。

また、全国の自治体には数々の苦情が寄せられます。

・猫の排泄物の問題
・夜間や発情期の泣き声
・庭や畑、ゴミ集積所などを荒らす
・小鳥や鯉などを襲う
すなわち猫を外出させることによって、飼い主さんと猫自身が不幸になるばかりか、近隣の人にも迷惑をかけていることも多いのです。

従って、子猫の時から室内で快適に暮らせるように環境を整え、室内飼育に適応させておくことが大切なのです。

ただし、室内飼育は刺激不足になりやすいので 
・子猫の正常な行動の発達の妨げ 
・過剰なグルーミング
・飼い主さんへの攻撃行動 
・運動不足による肥満とさまざまな問題の原因に…室内の環境を整えるだけではなく、猫とおもちゃを介して遊ぶなど十分猫に時間を費やしてあげる必要があります。

 

ニーズを満たす

動物福祉の5原則(国際的に認められてる動物福祉の基準)
① 飢え、乾き、栄養失調、(つまり不適切な栄養管理)からの自由
② 不快な環境(汚れた場所等)からの自由
③ 痛み・けが・病気(身体的なもの)からの自由
④ 恐怖・不安(精神的なもの)からの自由
⑤ 本来の行動様式を発現できる自由(サルが木に上る、鳥が空を飛ぶなど)
中でも飼い主さんの多くが忘れがちなのが⑤の自由です。

ペットが幸せに暮らせるように、飼い主さんにとって不都合でなく、他人に迷惑をかけないかたちで、できるだけ自然に近い行動をとれるように工夫してあげることはとても大切です。

 

猫のニーズを理解する

飼い主さんは猫の習性をよく理解し、彼らが人間社会でも快適に生活できるように工夫してあげる必要性あります。
① バランスのとれた食事
② 適度な運動
③ 安心して寝られる場所
④ 本能を満足させる遊び
⑤ 社会的刺激を含む豊かな環境
⑥ 適切なメディカルケア

 

ハンドリングの重要性

・病院で身体を触ると怒るので、診察や治療が困難
・自宅でも体を触ると怒るので、異常に気付くのが遅れた
・病院で渡した薬を飲ませることができない
・自宅で点眼や点耳などができない
・歯磨きをしていないので、歯石が付いたり歯周病を起こしている

以上の問題はハンドリングの練習をすれば予防できます。

 

猫が快くケアを受け入れる方法

(全部一度に行う必要はありません。嫌がる前に終わるようにしましょう)

 

体中を触る

猫のペースに合わせて練習をすることをお勧めします。
猫がリラックスしているとき、ゴロゴロと甘えてきたときにやさしくなでることから始めましょう。
(頭部→背中→尻尾の先→顔→顎の下)少しずつ時間を延ばしていくと受け入れてくれるでしょう。
日頃から体中を触り健康チェックを習慣付けましょう。
※猫が尻尾をパタパタと振るようなしぐさを見せたら中止、または触られるのを好む部位に戻ってください。

 

ブラッシング

快く受け入れさせるコツ
・最初は猫が機嫌よく寝ている時間などリラックスしているときに短時間でブラッシングをし、少しずつ時間を伸ばしていく
・猫を押さえつけるなどして、無理やりすることはしない
・頭部など猫が気持ちよく受け入れる場所からブラッシングし、喜んで受け入れるようにしていく
・ブラシを嫌がる場合は、最初は手ぐしでなでることからはじめたり、歯ブラシブラッシングなどで慣らしていくのも良い

 

爪切り

大切なことは、「最初に肢を触ること・爪を出す行為に慣らした後に爪を切ること」
① 眠っているときにやさしく撫でたりしながら肢を触る練習をする
② パッドの部分を上下から指でやさしく押して、爪を出す練習を一本の指から全部できるようにする
③ 猫がリラックスしているときにそっと爪の先の部分だけ切ってすぐ撫でたりする
④ 全部一度に切れるようになることを急がず、少しずつ切れる指の数を増やす

**失敗しない爪切りのコツ
・上の準備トレーニングを十分行ってから爪切りをする
・スイッチオフのとき(寝てゴロゴロいっているようなとき)に行う
・機嫌がよい状況の間に終わる。たとえ一本しか切れなくてもスイッチがオン(ゴロゴロがとまる、立ち上がる)
になったら爪切りはやめ、機嫌をなおして終わりにする

 

 

歯ブラシ

① 猫が気持ちよく寝ているときに歯ブラシでブラッシングし、歯ブラシブラッシングを好きにさせる
② その後、少し歯に当てすぐに他の好む部位を歯ブラシでブラッシングする
③ 少しずつ歯に当てる時間を延ばす フード

**好物を用いての練習法
① 口を触ってフードを与えるという練習繰り返し、口を触れるようにしておく
② 歯ブラシを一瞬当ててすぐにフードを与えるという練習を繰り返す
③ 少しずつ歯に当てる時間を延ばす

 

社会化期の重要性

猫の性格形成には幼いころの生活環境が大きく影響します。

特に社会化期と呼ばれる時期(猫では2~7週齢) は非常に大切であると考えられます。

この時期には猫以外の動物のさまざまな種類の刺激(音やにおい、触られること、家以外の場所など)に慣らすのに適した時期でもあります。

社会化期を過ぎると徐々に見知らぬものに対する警戒心も強くなり、仲間以外のものを受け入れにくくなります。

最もさまざまなものに慣れやすいとされる社会化期には一日一日を大切に、子猫に安心できる環境で楽しい経験ができるように配慮しながら育てる必要があります。

そして、社会化期を過ぎても同様の努力を続けることによって、安定した性格の猫に育てることができます。

 

知らない人を怖がらないように

子猫の教育の中で一番大切なことは、人を怖がらないように育てることです。猫が人間社会で生活していく以上、他人との接点なしに生涯を終えることはできません。

また、猫は怖いという気持ちが攻撃性の引き金になる場合が多いので、人を怖がるということは人を攻撃する可能性も秘めています。

来客から食事を与えてもらったり、おもちゃで遊んでもらうなどすると、来客を楽しみにするようになります。

これらの社会化トレーニングは子猫の時期だけではなく、その後も継続する事が大切です。

 

さまざまな刺激に慣らす

社会化期の子猫はまわりの環境に対しても柔軟で、この時期に馴染んだものには大人になっても過剰な反応を起こしにくくなります。したがって、この時期にいろいろなものに慣らすことで、その後に出会うさまざまな環境中の刺激を受け入れやすくすることができます。

・大きな音を怖がる猫は少なくありませんが、幼い時期からさまざまな音に慣らしておくと予防効果がある。
※ただし、子猫が怖がるほどの大きな音や強い刺激は逆効果になりますので、子猫の様子をよく見ながら無理をせず少しずつ慣らす必要があります。
・キャリーケースでの移動が大きなストレスにならないようにキャリーケースにいれて友達の家などさまざまな場所に連れて行く練習をするのもよいでしょう。

 

社会化トレーニングをする際の注意点

猫の親子は抱いたり、抱かれたりすることはありませんし、特に見知らぬ人に抱かれたり、しつこく触られたりすることは本来猫が好むことではありません。

子猫を拘束せず、怖いときには遠ざかる自由を与え、自分から近づいて来て遊んだり、好物を食べるように誘導しましょう。子猫が慣れて自分からすり寄ってくるようになればなでたり、抱いたりするようにしてもいいでしょう。

 

動物病院での対応

・ひどく緊張している猫には、頭の部分をバスタオルで覆って下さい  
・興奮してしまう猫は洗濯ネットにいれて連れてきていただくとよいでしょう  
・猫がパニックに陥っても、飼い主さんが落ち着いて静かに声をかけてゆっくりなでるなど、安心するように振舞ってもらいましょう

 

猫の問題行動について

飼い主さんが問題とする行動の多くは猫の本能から来る行動で、猫にとっては正常な行動です。

さらに、しばしば飼い主さんの間違った対応が問題行動をかえって悪化させていることがあります。

 

遊びによる攻撃行動

人に対しての攻撃行動は、猫の問題行動の中で最も深刻です。人に対して引っ掻く、咬むなどの同じような攻撃行動がみられる場合でも、その理由は一つではありません。まずどのタイプの攻撃行動であるのかを見極める必要があります。

<子猫や若い猫に最も多い、遊びの攻撃行動について>
飼い主さんの手や足に飛びかかったり、咬んだり引っ掻いたりするもので、これは人に対する攻撃行動のなかでも最も頻繁にみられるもので、普通は相手に大きな傷を負わせることはありません。

しかし、一匹で過ごす時間が長く、退屈で欲求不満状態の場合、また飼い主さんが猫の攻撃に応戦したり、手足を追いかけさせるような遊びをするなど、攻撃行動を強化するような対応をしてしまっている場合などでは、問題が悪化する傾向があります。

通常、年齢と共に遊びによる攻撃行動の頻度は減りますが、子猫の時期に飼い主さんを咬むことを習慣づけてしまうと、成猫になった後も飼い主さんを咬むという問題を起こしやすくなる傾向があります。

 

おもちゃで遊んでエネルギー発散を

子猫が遊びで咬むという問題の対処として、まず最初にしなければいけないことは本能のはけ口をつくってあげることです。おもちゃを使って、飼い主さんの手足以外のもので遊ばせるようにします。

ただし、おもちゃは与えっぱなしは良くなく、飼い主さんが一緒に楽しく遊んであげることが大切です。おもちゃを投げたり、微妙に動かしたり追いかけさせたりして、猫が疲れるくらい遊んであげてください。

 

咬んできたときの適切な対応

・腕を組んで手を隠す
・足の動きを止める
・おもちゃで矛先を変える
・別の部屋に行く

遊びで人に飛びついたり咬んだりした時に、叱ったり叩いたりすると、それが刺激になり、さらに興奮して咬んでくるようになります。

 

体罰は逆効果、適切な触れ合い方を教育する

あまり遊びが激しく、飼い主さんがけがをするほどであれば、最も積極的な罰を使う必要があるかもしれません。罰を使う場合は、痛みを与えるものではなく、嫌な刺激を与える方が効果的です。

具体的には霧吹きなどで顔に水をかける、びっくりするような大きな音を立てるなどの方法があります。

大切なのは罰を与えるタイミングで、咬むや否や(できれば咬まれる直前に)素早く罰を与えることです。

※ただし罰を与えるという方法のみでの対処は絶対に止めてください。罰はほかの方法だけではうまくいかない場合に、あくまで補助的に使ってください。

 

仲良く遊べる猫をもう一匹飼う

唯一即効性があり、しかも飼い主さんが楽で、猫にとってもよい方法は、気の合う猫をもう一匹飼ってあげて、猫同士で遊ばせてあげることです。

ただし猫にも相性があるので慎重に考えて相手を選んでください。いきなり会わせると喧嘩になる可能性があるので、ケージ越しにみせて一緒に好物を与えるなど、様子を見ながら少しずつ合わせるようにしましょう。

 

猫のトイレトレーニング

猫の好むトイレを準備し、猫が普段過ごす場所、すなわちアプローチしやすい場所に置きます。

トイレにはあらかじめ猫自身の排泄物のにおいを少しつけておくとよいでしょう。多くの子猫はほんの数回これを繰り返すだけで自分からトイレに向かうようになります。

 

トイレ以外の場所での排泄

猫がトイレ以外で排泄し始める原因
・マーキング行動…典型的なものがスプレーで、垂直面への尿マーキング
・トイレ自体の問題…頻繁にみられるものとしてトイレが汚れている
・古典的条件付け…膀胱炎や大腸炎などで排泄時に不快感を覚えると不快感=トイレと関連付け使わなくなる

 

トイレ以外の場所での排泄の対処方法

 

① 病気でないことを確認する(身体的疾患のルールアウト)

下部尿路疾患・腎疾患・糖尿病・腸炎・便秘・肛門嚢炎など身体的疾患が引き金になってトイレ以外の場所で排泄するようになる

 

② トイレ以外の場所での排泄の原因を取り除く

・トイレに対する不満…トイレの汚れ・場所・容器・砂の種類の変更などが原因となる場合

・性ホルモンに関連した行動…スプレーである場合避妊去勢手術をお勧めします
              *雄で90%・雌で95%改善するという報告があります

・不安やストレス…飼い主さんの結婚・出産・新しい同居人・ペットが増えたような場合には、不安に感じるのはむしろ自然なこと、時間をかけてよい関係を築く努力をする必要がある。また飼い主さんの不在時に衣類やベッドに排泄する場合、まずトイレ以外の排泄をする場所にアプローチ出来なくなるようにしておく

・原因不明…何らかのストレス、猫のニーズはすべて満たされているか、必要なものが室内に整っている かをチェック

 

③ 快適なトイレを用意する

・トイレの清浄…汚れたトイレでは排泄を避けようとするためきれいに保つことが大切

・トイレの数…複数の猫がトイレを使っていると使いたいときに使えない、汚れているなどの問題が。 最低でも猫の数+1個のトイレを用意しましょう

・トイレの場所…落ち着いて猫が排泄できる場所にトイレを置く

・トイレの容器…カバー付きトイレは匂いがこもるため嫌がる場合もあります トイレの容器も猫が出入りしやすく、ゆとりのあるものを選びましょう。

・トイレの砂の種類…芳香剤を使っていない細かく重い砂など猫の好む砂の種類を選びましょう。

 

④ 問題となる場所で排泄できない状況をつくる

・問題の排泄場所に物理的に近づけなくする…部屋に入れない・障害物を置く

・問題の排泄場所を排泄に適さない状態にする…ソファ・ベッドの上にレジャーシートを置く

・問題の排泄場所を別の目的の場所に変える…失敗する場所に食器、それでもだめならそこにトイレを置く

 

⑤ 獣医師・専門家による問題行動としての治療

このような方法で改善がみられない場合には、身体的疾患が関与していないかを再度確認することも必要

 

Let`s キトントレーニング

 

ケージに慣らそう

猫は関連付けが上手な動物です。(ケージ=動物病院=嫌なこと)

普段からケージを病院に行くときにしか使用していないとケージを見るだけで逃げてしまいます。
そうならないためには子猫の時期からのクレートトレーニングが大切です。
① 普段からケージを部屋に置く
② 毎日あるいは時々好物を入れる(最初は近くに、なれたら徐々にケージの中へ)
③ 中でリラックスするようになったらドアを閉めます(最初は短く)

 

歯ブラシブラッシング

使い古しの歯ブラシを使います。手に当ててみると大きさといい感触といい、猫の舌で舐められた感じと似ていませんか?猫はもともとこの感触を好むことが多いようです。それは、赤ちゃんの時に母猫からグルーミングを受けた感覚と似ているからでしょう。

この歯ブラシを使って猫の好む場所をやさしくブラッシングしてみましょう。
・猫がスイッチオフ(寝てゴロゴロいっているようなとき)のときに行う
・猫の機嫌がいいときに行う
・おもちゃにさせない
・遊びだしたらすぐ止める

 

おいで

「おいで」の合図と食べ物など猫が喜ぶものと関連付けをしてやれば猫を「おいで」の合図でやってくるようにすることができます。

ただし呼んでくるようになっても、呼んできたときに嫌がること(爪切り、投薬)などを行うと呼んでもこなくなりますので注意しましょう。

 

 
 
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